『■■■』(
特設サイト)でお世話になった音楽/サイト一覧
山川は「猫ふんじゃった」しか弾けません。音楽経験は無しと言って良いでしょう。
(一方下読みをお願いした友人二人はどちらもピアノ経験者だったので肝が冷えました)
無い知識を動員して調べたサイトやミュージシャンが以下。
だいたい調べた時系列順に並んでいます。
この記事はピアノとか音楽史とかサッパリですという山川が書いていますので内容もそれなりです。非常にイージーです。
なんとなく耳寂しい時に聴く音楽を探している方、あるいは作中歌が知りたい方へ。
Whisperings: Solo Piano Radio
登録なしでブラウザ上でソロピアノの楽曲を延々と聴ける。ラジオなので楽曲は選べない。
ジャンルは恐らくコンテンポラリーなクラシック。(コンテンポラリー≒ナウ)
SKY.FM
登録なしのウェブラジオ。ジャンルが豊富。
参考にしたのは「solo piano」「piano jass」か。
正直言ってジャズとブルースの違いがサッパリだったため、
多摩美・ヲノサトル先生の講義「サウンドデザイン論」のアメリカ音楽史のレジュメが大変役立ちました。
作中に登場するのは酒場のピアノなので、これは「ラグタイム」なのではないかと検索をかける。
ラグタイム : 調子はずれのピアノで演奏される酒場の店内音楽として誕生
詳しくは
はてなキーワード「ラグタイム」 (自動ピアノに対する言及もされています)
Adam Swanson - Tiger Rag - Jelly Roll Morton
すごい笑顔
Ragtime Piano : SCOTT JOPLIN . " The Entertainer " (1902)
ヱビスのCMで聞き覚えのあるアレ
こんなにゴキゲンなフンイキでもないだろうと思い、ラグタイムではないと確信。するとポピュラーミュージックか? と路頭に迷う思考。youtubeを彷徨。生音を聞かずに調べ物をするあたり平成生まれの身の上である。
The Crave - Jelly Roll Morton
この辺を彷徨する。
ジェリー・ロール・モートン(wikipedia)
やがてコンテンポラリーピアノジャズに行き着く。
夜中の酒場に流れているのだからしっとり系だろうと探していたら、
Alfonso Gugliucci氏の演奏が大変好い感じのためひたすら聴き漁る。
(以下大変好い感じの楽曲が続きます)
Night & Day - Jazz Piano solo improvisation
小町紗良『わたしとわたしのランデブー』でお馴染みのフレッド・アステアの映画の楽曲なので、だいたい同じぐらいの年代を相手取っていることが発覚
Isn't She Lovely - Piano solo improvisation
Round Midnight - Jazz Piano Solo
作中登場曲
作曲者セロニアス・モンクの演奏(ピアノトリオ)
Thelonious Monk - Round About Midnight
同時期にアントニオ・ロウレイロの楽曲を聴いていた。
(People In The Boxのラジオから知った音楽家)
このあたりの楽曲については
こちらの記事を参照。
Antonio Loureiro - Lindeza
PITBを聴き慣れているからか非常に心地好い。
それから日本のジャズバンド
toconomaを聴く。
自分の音楽経験がロックミュージックからなのでバンド編成の曲が大好き。
一旦ジャズから脱線して、自動演奏ピアノを調べる。これもサウンドデザイン論のレジュメに助けられました。
自動ピアノ (リプロデューシング・ピアノ)- オルゴールの小さな博物館
自動演奏楽器 - オルゴール きまぐれノオト オルゴールの世界をご案内
自動演奏楽器は実は地元で展示・演奏しているところがあり、随分前に見学に行ったことがありました。荘厳というか大仰な見た目でいかにも高額。しかし大恐慌によりそんな贅沢品の人気は落ち、質が向上し始めた録音技術にその地位は取って代わられる。
自動演奏再現ピアノの演奏
Rachmaninoff Plays his Elegie, Op 3 No 1
残響music communityで知ったキース・ジャレットで執筆も佳境を迎える。
即興ソロ演奏
『ケルン・コンサート』 (amazon)
ピアノトリオ
Keith Jarrett Trio - Autumn Leaves
Keith Jarrett Trio - Bye Bye Blackbird
それからビル・エヴァンス
ソロ
『Alone』 (amazon
Bill Evans - Midnight Mood
トリオ
Autumn Leaves/Bill Evans Trio (1960) :Public domain
本文を書き終え推敲を始めたあたりでジャズ・ピアノ・トリオの演奏会の機会に恵まれ
ジャズ喫茶 ノイズ へ。
さきに書いたとおりバンドサウンドが好きなので、ベース・ドラムを携えたピアノトリオはかなり心地好く聴こえる。
以上がおよそ作中に登場する楽曲・または作中曲の参考に使用した楽曲です。
以下はイメージについて。
毎度PITBです。楽曲を知っていて未読の方は、なんとなくお話の想像がつくのではないかと。
people in the box アメリカ
( アルバム「Family Record」収録 )
ほか
「鍵盤のない、」(「Rabbit Hole」)
「時計回りの人々」「市場」(「Ave Materia」)
「投擲」「塔」「脱皮後」(「Weather Report」)
などを頻繁に聴いていた。
もしこの記事を見て、好きな音楽・気になる音楽があればぜひ『■■■』の方もお手にとって頂ければと思います。
既にご購入済みで読書に四苦八苦されている方は「iPhoneのLEDライトを当てると多少マシ」になりますのでお試しください。